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希みが丘クリニック
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2018年10月14日 [心療内科・精神科]

軽度発達障害の治療

 当院でも軽度の発達障害と診断され受診されている患者さんも少なくありません。それで当院での治療方針を説明します。幼児期に知的障害や言語障害を伴い診断される発達障害の中等度以上の患者さんは含みません。

 発達障害の重症度を5段階に分類します。

@仕事、学業、スポーツ、芸術等の分野でむしろ高い評価を受けている方。
A周囲との違和感を感じながらも不登校、家庭不和、仕事上の問題等がなく適応されている方。
B必ずしも精神疾患ではないが、不登校となったり、家庭生活が破綻したり、仕事ができず転職を繰り返したり等社会不適応となっている方。
C適応障害、強迫性障害、醜形恐怖、対人緊張、依存症(アルコール、ニコチン、ギャンブル、薬物、人に対する依存)等の精神疾患が認められる方。
Dうつ病、躁うつ病、統合失調症、摂食障害、人格障害等の重度な精神疾患が認められる方。

 発達障害の根本的治療法はありませんので、対症療法となります。つまり、症状がなければ発達障害と診断されても治療の必要性のない方も少なくありません。通院・治療・カウンセリングが必要な方はBCDの方です。

 世間で大成功している方は多くが@に分類される方です。様々な分野で成功されている方はやっぱり変わった人です。


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