精神科 過剰診療
2018年11月01日 [心療内科・精神科]
過剰診療というと精神科以外では無駄な検査や投薬、治療を意味すると思います。しかし、精神科では患者さんの症状悪化になる場合も少なくありません。
例えば、初診での過剰な心理テスト実施、画一的な心理療法等でますます不安定となったりします。家族療法で患者家族に多大な負担をかけて家族も精神疾患を発病したりします。
担当医は善意で熱心に対応している場合も少なくなく、その責任は問えないと思います。しかし、過剰診療をきっかけに患者さんの状態が悪化し、それ以後元に戻らず後遺症を残すケースもあります。以前当方が勤務していた病院の院長によると「患者さんをこねくりまわすと、結局悪化する」とのことでした。実際そういう状況も少なからず見てきました。
薬物療法の過剰診療は減薬でほとんど解決しますが、それ以外ではトラウマとなり元に戻らない場合もあります。
当院では患者さんの精神状態、経済的負担、時間的負担等を考慮し、通院間隔を決めます。医療機関の患者囲い込みとしての、安易な精神障害者自立支援申請や精神障害者年金申請は実施していません。それが患者さんのメリットではなく、症状悪化もしくは改善の妨げの原因となるからです。
例えば、初診での過剰な心理テスト実施、画一的な心理療法等でますます不安定となったりします。家族療法で患者家族に多大な負担をかけて家族も精神疾患を発病したりします。
担当医は善意で熱心に対応している場合も少なくなく、その責任は問えないと思います。しかし、過剰診療をきっかけに患者さんの状態が悪化し、それ以後元に戻らず後遺症を残すケースもあります。以前当方が勤務していた病院の院長によると「患者さんをこねくりまわすと、結局悪化する」とのことでした。実際そういう状況も少なからず見てきました。
薬物療法の過剰診療は減薬でほとんど解決しますが、それ以外ではトラウマとなり元に戻らない場合もあります。
当院では患者さんの精神状態、経済的負担、時間的負担等を考慮し、通院間隔を決めます。医療機関の患者囲い込みとしての、安易な精神障害者自立支援申請や精神障害者年金申請は実施していません。それが患者さんのメリットではなく、症状悪化もしくは改善の妨げの原因となるからです。